11月18日(日) 美波町のアオリイカ釣り

アオリ強化月間 第七弾。

前日の大雨の影響が心配されたが,無事出船できることに。


低気圧が通過した後は 西高東低の冬型の気圧配置に。

等圧線が縦じまになり 北西の季節風が吹き荒れる時期となった。


西〜北西の風であれば どんなに吹いても大丈夫なのがこのエリア。

しかし 今日の予報では日和佐地方(陸地)で北風9m

海上では陸上の1.5倍ほど吹くから 爆風間違いなし?

アオリ釣りにとって水潮・強風は できるものなら避けたいのだが。


6時半 エサを積み込んで 港を出る。



いつもは くじ引きで釣り座を決めているが

今回はローテーションシステムを取り入れて

朝の部・昼の部・夕方の部と時間帯を3つに分け

ミヨシ→艫→胴 の順に釣り座を交代するようにした。


何の釣りでもそうだが,

特にこのアオリ釣りは先流れと後流れではアタリの数が大きく変わってしまう。

せっかく遠路来ていただいているので,

不公平感のないように 3交代で釣り座をチェンジ。


まずは 胴の間から釣り開始。



予報に反して いい凪。


最初の流し…

着底後 即アオリがアジを抱く感触が。

マッハの合わせで 釣り開始5秒で最初の1杯。



最初からキロサイズ。


今日は いけるかも。



ツアー初参戦の 左巻きさん。

最初から飛ばしてます。


アジ3匹で アオリ3杯連続キャッチ。

ねっ 簡単に?釣れるでしょ。


遅ればせながら 私もポツポツと当たりを拾っていく。



今日はサイズがいいねと思っていると


さらに手ごたえ十分のアタリで



今季の最長寸。


魚系のアタリがあるものの ことごとくラインブレイク。

ようやく揚がってきたと思ったら…



シャーク。


朝の部で何とか5杯目。



6杯目を釣ったところで

10時になったので 最初のローテーション。


船中で15,6杯といった感じ。

このペースでは1日やっても50杯にとどきそうにない。


次はミヨシで釣り再開。

北の風強く 白波の中での釣りになってきた。



特に揺れるミヨシでは アタリがとりにくいが

そんなことは言ってられない。


まずまずのサイズが当たってくる。



釣れるうちに1杯でも多く釣っておかないと

いつ食いがぱったり止まってしまうかわからない。


ふと 横をみればKさんが大物らしき魚と格闘中。

アオリ仕掛けにしては竿の曲がり方がハンパじゃないんですが…



ええサイズのカンパチじゃありませんか。

魚仕掛けに変えていたそうで,そりゃそうですね。

アオリ仕掛けなら瞬殺ですもの。


その後も二の腕ほどあるような巨大アカヤガラもキャッチ。


しばらく釣れない時間があったものの



何とか最低目標の10杯をクリア。


大島〜ワタリの瀬にかけて

八千代丸と2隻で活性の高いアオリをさがす。



ミヨシで6杯追加したところで 再びローテーション。

今度は艫へ。


この場所では潮は岸に向かっての上り潮のようだ。

…ということは右舷艫は 最後尾の後流れポジション。

最後の釣り座が後流れとは。


ほかの方々に釣り負けないように

一段と集中力をアップしてアオリを掛ける。


ちょっとサイズダウンしたものの



前回・前々回を上回る 15杯目。


20杯が見えてきたが

焦りのためか 掛け損ね連発。

その上 魚に仕掛けを切られ 根掛かりで切られ

貴重な夕方のゴールデンタイムにミス連発。



18杯目を釣ってから 足踏みが続き。

結局 日没までがんばったものの 追加できず。



胴で6杯 ミヨシで6杯 艫で6杯と計ったように同数だった。


船の大きなイケマの中は大きなアオリでいっぱい。

川港は大雨の影響で海水の濃度が低くなっており

そのまま入港するとアオリが全部死んでしまうので

港の前でスカッパーを閉めて入港。



前半は不調であったが,みなさん尻上がりに調子を上げて

最終的には いつもと同じような釣果に。

6人で73杯。



個人的にはバラシも多かったが

キロアップ多数でアオリの引きも楽しめたし

重量感たっぷりのお土産となった。


これからの時期 風が吹いて荒れる日も多くなり

数は少なくなってくるものの

サイズはどんどんアップしてくる。

相手が手強くなればなるほど 釣り甲斐もあるというもの。

今年のアオリは まだまだ熱い。



本日の釣果 アオリイカ 〜胴長31cm 18杯